白泉社文庫<br> 竜の眠る星 〈第2巻〉

電子版価格
¥729
  • 電書あり

白泉社文庫
竜の眠る星 〈第2巻〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 409p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784592883500
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nyaoko

57
この作品を読んだ時は高校生だったと思う。毎月毎月楽しみで読んでいた。カテア王女の冷徹な態度と、年齢の割に幼稚なモニークにイライラして、最後の最後、セレツネワに残ったカテアがモニークを抱くシーンに「アンタのせいでしょ!」とカテアに怒りを覚えたんだけど、大人になって読み返すとほんとにもう、カテアの立場を思ってひたすら涙涙です。あぁ、私って歳をとったなぁとしみじみ。清水玲子作品は永久保存版の上家宝にすべし。2016/11/14

星落秋風五丈原

15
それぞれが「こうなって欲しくはなかった」と思っていた方向に向かっていく悲劇。カテア女王が「神殿に葬ってやらなければ」とモニークを引きずっていくシーンの美しさ。全てが終わった後の恐竜たちのなんと穏やかな風景。2007/02/23

リリー

12
再読。SFファンタジーで、"美しい肉体で永遠に生きる"という人類の夢の結晶であるロボットたちのお話。今の絵よりも更に繊細で、点描が手描きだという記載に呆然…これがトーンじゃないなんて!ロボットでありながら人間味の強いジャックと、完全無欠な能力を持ちながら精神的な危うさの目立つエレナ。人から見れば完璧とも思えるロボットが、けれども他者を愛し、寄り添わずにいられないこと…うーん、考え出すと深い、ような?2016/05/11

ざれこ

8
何度目かの再読で、悲しい結末なのはわかって読んでたのに、モニークと女王のラストや、エレナのラストに、やはり泣けた。命に限りがあってなんでも忘れられる人間でよかった、と初めて思った。進化の物語でもあり、すごくスケールの大きい話。これが初めての連載だったとは、さすがとしか・・2014/10/03

柳多久

7
ジャックのエレナに対する包み込むような愛情と、ジャックの前では無邪気で無垢な子供のようになるエレナ。この二人の関係は何ともいえず美しくていいなあ。エレナがぽろぽろと泣いてジャックにひしと抱きつく場面が大好きです。モニークの最後は悲しかった……。でも私はモニークを最後まであまり好きにはなれなかった、な。カテア女王は好きでした。2014/08/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/478962
  • ご注意事項