出版社内容情報
身近なトラブルから恋愛問題まで、どんな依頼も解決する「数学屋」が今回も難題に挑む! 話題の青春数学小説、待望の第二弾!
内容説明
「数学屋」にピンチ到来!?天才数学少年・宙と体育会系女子・遥の凸凹コンビが営んでいた、摩訶不思議なお店「数学屋」。日常の困り事から恋愛相談まで、中学の同級生から寄せられるどんな問題でも「数学」を使って華麗に解決してきた人気のお悩み相談所だったが、宙のアメリカへの転校によって最大の危機を迎える。宙の不在により、たった一人で「数学屋」を引き継ぐことになった遥の前に、一筋縄ではいかない難問が持ち込まれたのだった…
著者等紹介
向井湘吾[ムカイショウゴ]
1989年神奈川県生まれ。東京大学卒業。高校在学中、日本数学オリンピック予選にてAランクを受賞し、本戦に出場。好きな分野は数列。大学では体育会の剣道部に所属し、レギュラーとして、全日本学生剣道優勝大会に出場。四段を保有。『お任せ!数学屋さん』にて第2回ポプラ社小説新人賞を受賞し2013年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
93
最寄の市営図書館から借りたら文化でなかったので勢いで比べ読みのつもりで再読してみたけど早く3巻を読みたくて斜め読みだったせいか結局修正・加筆個所は特定できなかった。2018/01/14
hnzwd
75
『数学で世界を救う』数学屋さんシリーズ第二弾。頭脳たる宙くんの海外転校のおかげで前半はすっかり青春小説に。数学要素は添えるだけ。と、思いきやの第五話。文化祭を舞台とした、青春と数学の見事な融合。。名言連発でした。そこまでの欲求不満を解消せんばかりのエンディング。一気に巻き返した感じでした。数学は添えるだけ。2015/09/16
七色一味
61
読破。やっぱり、数学に目覚めちゃったワケだ(笑)ま、モチロン突然数学の天才になるわけじゃないし、妙に自信たっぷりだったり、突然不安になったりと、遥の店長代理っぷりはハラハラドキドキ。それでも「一緒に考えよう」と言うスタンスは好感。最後の大規模実験は面白かった。でも、夏休みの期間で、そこまで数学力ってアップするものなのかしらん。その秘訣を、ぜひ教えてください!2015/01/17
よっち
51
宙のアメリカ留学によって一人で「数学屋」を引き継ぐことになった遥が、一年に一度の文化祭〈鴫立祭〉を迎え、その準備に奔走したり、仲間たちの協力も得ながら事件を解決する第二弾。宙不在ということで同じやり方はできないものの、手探りで仲間や周囲の人たちとも協力しながら、前向きに取り組もうとするその姿勢がいい結果に繋がっていたのかなと。アメリカに行っても知っていること、やっていることがアンバランスな宙は相変わらずでしたが、一緒に参加するイベントでらしさを発揮して存在感ありましたね。次巻もありそうなので期待してます。2015/09/05
そうたそ
51
★★☆☆☆ 生まれついての根っからの文系野郎には、目が眩むような数学的薀蓄の羅列……というほどでもないのだが、やはり苦手意識はある。それでも青春小説として話は進められるので、その部分で十分に楽しめる。それに加えて作中で語られる数学的事項を理解しようとすれば、より楽しめるのだが、文系人間にはそれを理解しようとする気がさらさらなかった。図なども混じえて、かなり優しく解説されているようではあった。何なら中学生程度の数学的知識があれば十分理解できるだろう。自分は数学には不向きということを改めて思い知った一冊。2014/12/02