ポプラ文庫ピュアフル
天のシーソー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 179p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784591130773
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

小学五年生のミオと妹のヒナコの毎日は、小さな驚きに満ちている――。『頭のうちどころが悪かった熊の話』の著者の初期傑作。

内容説明

小学五年生のミオと妹ヒナコの毎日は、小さな驚きに満ちている。目かくし道で連れて行かれる別世界、町に住むマチンバとの攻防、転校してきた少年が抱えるほろ苦い秘密…不安と幸福、不思議と現実が隣り合わせるあわいの中で、少女たちはゆっくりと成長してゆく。一篇一篇が抱きしめたくなるような切なさとユーモアに満ちた珠玉の連作短編集。書き下ろし短編「明日への改札」を収録。

著者等紹介

安東みきえ[アンドウミキエ]
1953年、山梨県生まれ。「ふゆのひだまり」で第11回小さな童話大賞(毎日新聞社主催)大賞を、「いただきます」で同選者賞今江祥智賞を、『天のシーソー』で第11回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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❁かな❁

134
安東みきえさん作品を読むのは3作目。このお話もとても良かったです♪小学5年生のミオと妹のヒナコの日常の物語。7編の連作短編集。子供の頃のほんの一瞬の出来事を瑞々しく描かれていて懐かしい気持ちになりました。私も姉がいてミオとヒナコと同じ2人姉妹なので姉妹ならではの関係がよくわかります。子供時代のあやまちで痛々しくなったり、切なくなったりするのが多く辛かったですが温かい気持ちにもなりました☆文庫化書き下ろしでは姉妹のその後が描かれています!東北出身のおじさんの事を思うと涙が出ました。酒井駒子さんの装丁も素敵☆2014/08/24

pino

126
主人公、ミオは小学校5年生。自分なりの正義感、精一杯の言葉で母親に反撃する様子に親近感を覚える。そうそう、私もミオと同じで自分を認めて欲しかっただけだ。読んでると、歳を重ねるうちに忘れていた感情がじわじわ蘇る。思えば、少女時代は「不思議」と繋がっていた。それはミオが手を引かれて行った「目かくし道」だったり、熱をだした妹、ヒナコを連れて行こうとする嵐だったり。私達の元へやって来ては新しい世界に導いてくれた気がする。舞い戻った現実では、ちょっぴり前向きになれた。安東さんの織りなす、世界は切なく愛おしく暖かい。2019/06/06

Hideto-S@仮想書店 おとなの絵本 月舟書房

116
小学5年生のミオと妹のヒナコ。主にミオの視点で日常の驚きや不安、喜びを瑞々しく、時に切なく描いた7篇の連作小説。最初の『ひとしずくの海』に、ミオが目隠しをして年上のお姉さんに手を引かれて歩く場面があるが、子供が成長する様子を象徴的に描いているように思えた。いずれは自分自身の目で世界をみて、誰かの手を引いて歩くのだろう。それまではゆっくりと成長していってほしい。最後の『明日への改札』は中学生になったヒナコの視点で描かれた文庫書き下ろし。姉妹の関係って難しさもあるけど、お互いを大切に思う気持ちが伝わってくる。2015/07/30

新地学@児童書病発動中

116
小学五年生のミオと妹のヒナコの成長を描く連作。子供が純粋無垢だとか天使のようだとは決して思わない。それでも大人が持っていない透明な柔らかい心を持っているのは確実だと思う。そういった輝くような子供の内面を描くのは容易なことではないが、この小説では成功している。私のような世間ずれした大人の心を浄化してくれる力を持った物語なのだ。特にミオが小さな子供たちとの約束をどんなことがあっても守ろうする「針せんぼん」に書かれたミオの気高さには、読みながら泣いてしまった。酒井駒子さんの表紙も素晴らしい。お勧めです。2015/05/06

nico

98
小学生の姉妹・ミオとヒナコ。二人の容赦のない口喧嘩はうちの娘達(姉妹)のものとそっくりで笑ってしまう。常に意地を張り「ああ言えばこういう」ことばかり。一人っ子の私は、うちの姉妹に羨ましがられる。でもね、私は姉妹のいる人が羨ましい。だっていざという時、姉の後ろをついて来てくれる妹。雨降りの時一つの傘の中に入って、狭いと文句を言いながらも妹をそっと引き寄せてくれる姉。日常の当たり前に思える一つ一つが、一人っ子の私にはとてつもなく羨ましい。「姉妹」でいられることの幸せを、いつかうちの姉妹にも気づいてほしい。2018/02/15

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