内容説明
一子は、雪美ちゃんや柳井くんと一緒に、この春六年生になる。だけどまだ小学生だ。毎日ほたる館でいろいろな人を見てはいても、大人が、よくわからない。突然特別室に予約を入れた一条さんもそう。身なりはしっかりしてるのに、なんとなく変な感じがする。おばあちゃんの曇った表情も気にかかる…。多感な少女の成長を一年を通じて描く著者デビュー作シリーズ、ついに完結。
著者等紹介
あさのあつこ[アサノアツコ]
1954年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリー2』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チアモン
17
詐欺師たちが一子たちのいるほたる館へやってきて事件が起きる。でも、詐欺師の一人が餌を食べに来ているタヌキを見たときに一子たちに見せた笑顔が偽りではなく心からの笑顔かな。続きはないんだよね。もっとこの子たちの成長をみたいな。2016/05/26
べるめい
6
事件にはビックリした。 こんないい旅館、1度泊まってみたい。2014/04/12
ぺち
4
人は見かけによらないな、とすごく思った。でも、宏人がたぬきを見た時の笑顔は本物だと信じたい。2014/03/21
yoshi
1
シリーズが終わってしまった、寂しい。3人の成長した姿が見てみたい。2020/12/07
ゆういち
1
同シリーズ完結編がさみしい。「明日へがんばるためじゃなくて、今、その時のお湯の心地よさのために温泉に入れる人がいい。」この一文にひかれた。確かに日々急いている気がする。僕は、大きなホテルより、旅館が好みです。感想とは関係ないですが。2016/05/27