世界でいちばん小さな三つ星料理店

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784591112045
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

夢を描きにくい現代にあえて一石を投じる若き三つ星料理人の波乱の人生、仕事の哲学。

目次

第1章 少年時代
第2章 料理人人生、始まる
第3章 憧れの青柳へ
第4章 ついに、独立を果たす
第5章 銀座小十、開店
第6章 ミシュラン三つ星へ

著者等紹介

奥田透[オクダトオル]
1969年、静岡県生まれ。静岡の割烹旅館「喜久屋」、京都の「鮎の宿つたや」などを経て、徳島の名店「青柳」で修業。1999年、29歳にして故郷・静岡で独立。2003年に、銀座に「小十」をオープン。『ミシュランガイド東京』で2008年版、2009年版と2年連続で三つ星に選ばれる。日本を代表する若手料理人の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュースの素

10
中学までは野球少年だった彼が知り合いのマグロ業者を手伝った事から段々料理の方面へ。むろん最初から包丁を持てるはずもないが、あらゆる本を読んで勉強していく。出会いの素になっているのはやはり優れた本を読んでいたからだ。唐津焼の師匠と出会えたのも然り。銀座に店を持って今に至るまでの地味な努力が凄い。たった14席の「小十」、小さくても光る店。行ってみたいなぁ。2019/01/31

James Hayashi

8
今週の「ガイアの夜明け」でパリに日本料理の店を出したことを紹介されていた奥田さんの本。再読だが大感動。努力により今の名声と実力を手に入れた方。運がいいこともあるだろうが、素晴らしい方々に支えられ、羨ましいばかりの料理人人生を歩んでいらっしゃる。頭が下がるばかり。今回のパリ店も、内装のため日本から職人を連れていかれ、多くのスタッフを揃えられている模様。どれだけの費用をかけられ、何年くらいで黒字化されるのであろう?パリでの日本料理としての先駆けなので成功の確率は確かなものであろう。2013/10/20

だーぼう

6
まさに漫画の中から飛び出してきたようなジェットコースター人生。この爽快感!元気と勇気もらった!ブログに感想を書きました。2010/05/23

mizzan72

5
「銀座小十」店主、奥田透さん。静岡出身のほぼ同年代の方ということで、まず親近感が湧く。料理人を志し、いくつかの名店で学び、ついに銀座に店を構えて三つ星を獲得……そういった表のサクセスストーリーよりも、むしろ徳島の「青柳」でホールを担当した3年間の描写がグッと迫ってきたなぁ。希望していたものとは違う役割を割り当てられた二十代、普通ならやる気をなくしそうなこの三年間を、腐らずやり遂げたところに、この人の価値があるのだと思う。途中から読むスピードがぐんぐん上がって、後半は号泣でした。いつか銀座に食べに行こう。2014/11/29

James Hayashi

5
負けじ魂で頑張り抜く無類の努力家。ミシュラン三つ星シェフの奥田氏。料理の腕は確かなものであろうが、この本を読み周りの素晴らしい人たちなくして銀座小十がなきことを知った。若き頃、基本技術を習得しながら店を変え、社長の運転手になりたたき込み。静岡で繁盛店を築きながら、新たに銀座に店を構えるが閑古鳥の日々。苦労を重ね運命を切り開いた奥田さんに拍手を贈りたい。2013/05/16

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