内容説明
1988年、ルーチン24歳、アキコ45歳。中国の天才音楽家と日本の女性登山家の感動のノンフィクション。
目次
第1章 運命―「偽装結婚でなければ、全ての手紙をここに持って来なさい」入国管理局で調査官が声を荒らげた。
第2章 天意―「私達は結婚すべきではありません」アキコはルーチンにパスポートを差し出した。
第3章 失意―「お母さんまでチケットを売らんでいいとよ」アキコは母に涙で言った。
第4章 再起―「この預金通帳には後3万円しか残っていない」アキコはルーチンに通帳を見せた。
第5章 本物―「これこそ本物だけが創り出す感動だ」シンセサイザーの先駆者宮下富実夫は音楽評論家湯川れい子に叫んだ。
第6章 世界―「宮内庁から手紙が届いた」アキコの声にルーチンは驚きを隠せなかった。
第7章 もし風が見えるなら―「アキコが先に逝く時は、僕はアキコの身体を強く抱きしめ、僕の元に呼びもどしてみせる」ルーチンは溢れる涙を拭おうともせず語りかけた。
著者等紹介
安藤俊介[アンドウシュンスケ]
国際英字誌出版社、大手広告代理店等を経てアーティストマネジメント&プロデュース及びマーケティングコンサルティング会社(株)アクトアイデアアンリミテッドを設立。エグゼクティヴプロデューサーとして多方面で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。