生きる命

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  • サイズ A5判/ページ数 153p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784591103548
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

生きることにひたすら身を入れる。それを上回る生き方はない。それに優る悦びはない。それを超える意味はない。日本写真協会新人賞受賞、気鋭の写真家・前川貴行と、小説家・丸山健二のビジュアルと言葉のコラボレーション。

著者等紹介

丸山健二[マルヤマケンジ]
1943年、長野県飯山市生まれ。1966年デビュー作『夏の流れ』(文藝春秋)が、第56回芥川賞、第23回文學界新人賞を受賞。以後、文壇とは一線を画し、長野県の安曇野に住んで、独自の小説世界を切り拓いている

前川貴行[マエカワタカユキ]
1969年、東京都生まれ。26歳の頃より独学で写真を始め、1997年より田中光常の助手をつとめる。2000年からフリーの動物写真家として活動を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モリー

69
今日の出来事です。車を走らせていると突然、猪が猛スピードで目の前を横切りました。一瞬の出来事でしたが、野生動物の「生きる姿」が私の瞼に焼き付きました。そして、用事を済ませた帰りに図書館で借りたのがこの本です。前川貴行氏が撮影した、奔走するリスの写真に添えられた丸山健二さんの言葉に思わず膝を打ちました。以下、引用。「生き延びんがための奔走ほど充実感に満ちたことはないだろう。そのための四苦八苦ほど命を実感させてくれることはないだろう。」◆私が奔走する猪に感じたことを言葉にすれば、まさにこれだ!と感じました。2020/09/27

おちおち

2
前川貴行さんの写真目当てで図書館で借りたのですが、丸山健二さんの文章に初めて出逢い、そちらに圧倒されてしまいました!人間は本当に高等生物なのだろうか。借りているあいだ何度も読もうと思います。2015/02/25

ももたろう

2
強烈。「生きる命」と「生きている命」の違いとは何か。それは、人生を能動的に生きているかどうかである。依存的であるか、自主独立であるか、の違いとも言える。大半の人間達が、動物園の檻の中にいる動物たちと同じであるという痛快な言葉には、自分もはっとさせられた。以下、印象に残った言葉をピックアップしておく。 2014/10/07

yeahne

1
格調高くテンションが高い。2010/09/01

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