内容説明
山咲真琴、通称マコも、とうとう中学三年生。受験をひかえた秋の日の、忘れられない大きな「出来事」―。幼なじみ、達郎へのマコの「気持ち」は?マコ、ケベちゃん、達郎の、明るい「三角関係」の結末は?たくさんの想い出と、ときめきを抱いて、マコ、今、卒業します!小学校上級から。
著者等紹介
折原みと[オリハラミト]
1月27日生まれ。マンガ家、小説家。『ときめき時代 つまさきだちの季節』で小説家デビュー。絵本、イラストエッセイ、詩集、また「赤毛のアン」の作者モンゴメリの伝記の翻訳『わたしの赤毛のアン―モンゴメリの生涯―』など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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花音
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再読。初めの方で主人公が直面するのは、前回に引き続き近しい人の「死」。そんな中、クラスメイトの反応に違和感を覚えるマコの心はすんなりと理解できた。まるで自分がマコの立場に居るかのように。その蟠りが昇華される場面は、自分を恥じるマコが少しだけ大人に思えた。実際こんなに良い子達が集うんだろうか?と思いもしたけれど、全てが眩しくて綺麗。このまっすぐな子達は、これからもまっすぐ歩いていくんだろうなと。重いテーマを織り交ぜているのに重くなららず、最後まで綺麗な少女小説だった本作品。まさに「ときめきシリーズ」でした。2012/03/09
がばいおばちゃん
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3人組が仲のいいまま、卒業を迎えた。嫉妬や嫌悪などのマイナスの感情が全然出てこないところにリアリティーを感じられない。こんな友達に囲まれた学園生活も楽しいだろうな。私の中3を返してほしい。2010/09/12