21世紀によむ日本の古典〈4〉土佐日記・更級日記

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  • サイズ A5判/ページ数 213p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784591067680
  • NDC分類 K918
  • Cコード C8095

出版社内容情報

旅と人生とつづった「土佐日記」、物語に憧れた女性の一生を回想的にしるした「更級日記」。日記文学の真髄を美しい現代文で味わう。

目次

土佐日記(日記のなりたち;門出;船出の日;船上の正月;船唄 ほか)
更級日記(出立;乳母との別れ;竹芝寺;足柄山;富士川 ほか)

著者等紹介

西本鶏介[ニシモトケイスケ]
1934年、奈良県生まれ。国学院大学日本文学科卒業。昭和女子大学文学部教授。作家、評論家。各ジャンルにわたり著書多数。監修した主な本に、「教科書にでてくる詩や文の読みかた つくりかた」シリーズ(全10巻)、「10代の名言集」シリーズ(全10巻、以上ポプラ社)、「世界の名作」シリーズ(全18巻、小学館)などがある

森山京[モリヤマミヤコ]
1929年、東京都生まれ。童話作家。主な作品に『きいろいばけつ』(あかね書房)、『おおきくなったら』『ともだちほしい』(ポプラ社)、『あやとりひめ』(理論社)、『まねやのオイラ旅ねこ道中』(講談社)などがある。路傍の石幼少年文学賞、小学館文学賞、野間児童文芸賞、ひろすけ童話賞など受賞も数多い

小林豊[コバヤシユタカ]
1946年、東京都生まれ。中東・アジアをテーマに数多くの絵画作品を制作発表している日本画家。絵本に『せかいいちうつくしいぼくの村(産経児童出版文化賞)』『ぼくの村にサーカスがきた』『まち』『えほん北緯36度線』(以上ポプラ社)などがある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ウンティ@十五夜の読書会

4
更級日記は期待したより面白かった。ただ物語に没頭したことを後悔するのは残念。貴方の後輩はこんなにも沢山いるのにな。 土佐日記はどう読んでも女が書いたようには見えないよ!まるで報告書に色を付けたよう。それにしても当時の旅は大変だったんだな。航海時間より待機時間のほうが長いんじゃないの?2011/12/02

Kaori Yamamoto

2
★土佐日記。初めて読む日本の古典。お話が短く読みやすい!土佐から京まで2か月かけての旅日記。時間かかり過ぎ~。思い通りに何一つならない事が当たり前な人たちの心のやり取りには、今学ぶべきものがたくさんあるように思える。最後のおちも印象的。★更級日記は土佐日記より興味深かった。ロマンチックで源氏物語に憧れる夢見る少女が晩婚後旦那子供の出世を願う平凡な女性へ変わり老いていく女の一生。平安時代も今も同じ?でも31文字に秘めたる歌でのやり取りは圧巻。菅原道真の血を引き、蜻蛉日記を書いた叔母を持つ菅原孝標女:作2014/08/18

ダリア

1
『更級日記』物語大好き少女の現代のヲタクに通じるような情熱は共感する人が多いのではないかしら。多分、他の平安文学よりこれを勧めたい。源氏物語の女君に憧れるところなんて可愛らしく、しかし、本人は黒歴史っぽく書くところとか。確かに黒歴史だ。大人になり物語への情熱を切って捨ててのところは残念だが、現実的でもあるか。宮中での語らいの文章の長さから、本人が大人になって一番気に入ったエピソードだったのだろう。2021/08/03

偽バッジョ

1
もっと堅苦しいと思ってたら土佐日記は船頭がかなりユーモラスな存在だった。何となくしゃべってる言葉がなぜが和歌っぽくなってるところとか特に面白い。更級日記は文学好きな少女のイメージしかなかったが、晩年はかなり逆な存在になってたんだね。2016/03/22

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