出版社内容情報
エイズの感染者と知り合った一人の若者が、仲間とサポート・グループを作って活動する中で自分の生き方をみつけていく様を爽やかに描く。
目次
プロローグ 清水くんのこと
１ エイズとの出会い
２ ぼくたちも何かやりたい
３ アメリカ五日間の旅
４ 「自分にあったグループがほしい」
５ ＬＡＰの出発
６ スタッフトレーニング
７ パヤップさんのこと
８ ここから出発しよう
エピローグ 清水くんからあなたへ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のん＠絵本童話専門
1
エイズへの偏見著しい90年代の日本で、エイズ患者のサポートとしてLAPを立ち上げた清水さんと団体のあゆみ。今でこそ死なない病気になったし、偏見も減りつつあるように思われるが、当時の社会でこのような活動を立ち上げるのは大変困難も多かっただろう。ボランティアのあり方についても大事な示唆を含んでいるように思う。子どもでも読めそうな平易な文章。高学年〜2024/05/23
