内容説明
日本語人称詞が日本人のものの考え方に与えている影響を古今東西のエピソードからひもとく。
目次
1 三人称と一人称二人称(人間言語の特徴としての間接性;人間の言語の最初の音声―三人称が先か一人称が先か;三人称の根源性 ほか)
2 三人称とモノ、コト、ヒト、キミ、カミ(物称、人称、不定称;指示詞の二分法三分法と支配領域;指示詞と個物―主語になって述語にならない言葉 ほか)
3 対等で気配りのある対話のために(日本語一人称二人称に関する提案とその現状;アンタとアナタ、僕と俺、などを区別する言語と区別しない言語;対話にとって望ましい一人称二人称のありかた ほか)
著者等紹介
三輪正[ミワマサシ]
1926年鳥取県生れ、京都大学文学部卒。元大阪大学文学部教授、元神戸学院大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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