内容説明
本書では、項目ごとにさまざまな体系的あるいは個別的論点にかかわる具体的設題を示したうえ、それについて一般的解説をなした後に、それぞれの立場にたった解答が示されている。このことによって、手形・小切手法の学習をする者のために、概説書で読んだことや、自分で今までに考えていたことが問題点全体の中でどのような位置をしめているのか、また、ある見解によって導き出された結論が、他の見解によってどのように評価されているのか、について理解するための手助けとなる素材が提供されている。
目次
第1章 手形(小切手)行為総論
第2章 手形(小切手)行為各論
第3章 手形(小切手)上の権利
第4章 支払・不渡・遡求
第5章 小切手、その他
追補(満期の記載と振出日;手形の譲渡と交互計算)
著者等紹介
丸山秀平[マルヤマシュウヘイ]
1950年千葉県に生まれる。1974年中央大学法学部法律学科卒業。同年中央大学法学部助手。1979年中央大学法学部助教授。1986年中央大学法学部教授(商法)。1998~2000年公認会計士第2次試験考査委員。2000年~司法試験第2次試験考査委員(商法)。主著に『特別講義商法』(共著、法学書院、1990)、『株式会社法概論』(中央経済社、1992)、『手形法小切手法概論』(中央経済社、1995)、『やさしい会社法』(法学書院、1996)など
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