目次
第1部 自然とサクレ(日本人の源流を求めて;聖者から聖域へ―西方キリスト教世界の空間と“サクレ” ほか)
第2部 芸術と宗教(十九世紀フランス絵画における「詩人礼讃」―ギュスターヴ・モローを例に;禅と日本の心―「山水」の意味 ほか)
第3部 霊性的体験(スウェーデンボルグの照応の理説;“霊性”―いのちの高級智―論争的角度から ほか)
第4部 ルーツと普遍性、日仏における新しい霊性の形(脱宗教社会のカトリック文法―フランスの霊性的風景のパラドックス;神道は形象で表現される ほか)
総括
付録
著者等紹介
竹本忠雄[タケモトタダオ]
文芸評論家。筑波大学名誉教授、コレージュ・ド・フランス元招聘教授。日本の真姿を対外発信する文化活動に一貫従事。近年、皇后美智子様の仏訳御撰歌集『セオト』をパリで刊行し、『大和心の鏡像』(勉誠出版)を日仏同時出版した。1974年、京都でマルローを囲むユネスコ・シンポジウムを主宰し、基調講演「ルーツの対話」アピールに感銘して、構想40年、2014年に伊勢で笹川日仏財団を介してその実現に至った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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