立松和平全小説〈第21巻〉父祖の地へ

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  • サイズ A5判/ページ数 361p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784585012894
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0393

内容説明

兵庫県、生野銀山からはるばる足尾へとやって来た三人の若き坑夫たち。曾祖父をモデルに、何もかもが「豊か」になる未来を夢見て足尾銅山の再開発に挑んだ坑夫たちの姿を生き生きと描く長編『恩寵の谷』を収録。日本の近代化を牽引した明治期足尾銅山の活況を描く本作は、鉱毒事件の闇を描いた『毒―風聞・田中正造』(全集第22巻収録)と対をなす畢生の大作。巻末に子息・横松心平によるエッセイ「振り返れば父がいる」を収録するほか、文芸評論家・黒古一夫による詳細な解説・解題を付す。

著者等紹介

立松和平[タテマツワヘイ]
作家。1947年栃木県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。在学中に「自転車」で早稲田文学新人賞。80年『遠雷』で野間文芸新人賞、93年『卵洗い』で坪田譲治文学賞、97年『毒―風聞・田中正造』で毎日出版文化賞、02年『道元の月』で第31回大谷竹次郎賞、07年『道元禅師』で第35回泉鏡花文学賞、第5回親鸞賞を受賞。2010年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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