内容説明
広告主や権力に甘く、弱者に冷たいテレビの「金持ち目線」に物申す。お笑い芸人を叩いた果てに、生活保護費の引き下げなどナンセンス!貧困層を締め付けて、喜ぶのは裕福層だけだ!ほかの先進国と比べて、「生活保護を受けている人の数」も、「GDPに対する生活保護費の支給額」も圧倒的に少ない“日本の現状”を伝えないテレビ、それに便乗し、人気取りと財界からの票田を見込む姑息な政治家、さらには、国民のリストラをたくらむ非情な官僚たち…。精神科医として、教育関係者として、子を持つ親としての視点から、生活保護バッシングに潜む日本人の病理を考察。生活保護問題の“真の問題”を暴く。
目次
第1章 生活保護は悪か?(「生活保護叩き」をすると、どうなるのか?を考えないテレビ;あなたも生活保護受給者になる!? ほか)
第2章 生活保護費はもっと支給したほうがいい!(20年間で賃金が17%も下がっている日本;「働かざる者食うべからず」の時代は終わった! ほか)
第3章 生活保護をつくるテレビ局とパチンコ屋のマッチポンプ(依存症を増長するテレビの大罪;パチンコ人口の1/8が「パチンコ依存症」 ほか)
第4章 生活保護で「日本」のブランド力を守る(国の見栄代をケチるな!;「健康で文化的な最低限度の生活」とは何か? ほか)
第5章 テレビが語らない生活保護問題(働き盛りに生活保護を受給している人は悪者か?;増え続ける介護離職者 ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は国際医療福祉大学大学院教授、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。専門は老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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