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競争力

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784584122198
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0230

内容説明

『生きる力』の向上を掲げ、新しい『学習指導要領』が実施されます。果たして、この指導要領で、『競争を知らない』子供たちが、大人になり、熾烈な『競争社会』で生き抜いていけるのでしょうか。今の学校教育は『子供がかわいそう主義』により、『ひ弱で、お客様』思想の若者を育てているだけです。まったく勉強しない、体力も無い、根気も無い子供たち。さらに、競争回避社会による、弱いもの同士の足の引っ張り合い。まさに『蜘蛛の糸』のような地獄絵図がこれからの日本の姿になることは間違いないでしょう。格差を社会経済の問題のせいにしていても、あなたの生活は何も変わりません。ただし、この『競争力』を身につければ、格差に負けない、潰されることのない『生きる力』が手に入ることでしょう。

目次

第1章 競争力の崩壊
第2章 無競争時代のはじまり
第3章 競争力低下で学級崩壊!?
第4章 無競争状態が、子供を滅ぼす
第5章 競争力は5歳から
第6章 競争力がアップする勉強法

著者等紹介

和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。東京大学医学部附属病院精神神経科助手。米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在は精神科医。国際医療福祉大学大学院教授。一橋大学国際・公共政策大学院特任教授。専門は老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

摩訶不志木

6
競争が学校から排除されている、にも関わらず、社会に出たら競争が必須。それなら子供のうちから競争をさせることが大事という筆者の意見には大いに賛成です。2014/08/14

かやん

2
久しぶりにワクワクする本でした。そうだよな~と思えること多数。我が子はゆとり世代の公立教育を受けました。競争は確かに少なかった。そして、学びも少なかった。詰め込みと言うと何だか悲惨な感があるが、勉強はやればやるほど楽しくなる。多くの大人が学生の頃もっと勉強しておけばよかったといつの時代も思っている。だからもっと子どもは勉強させた方がいい。勉強のしすぎでおかしくなる子はいないそうです。納得2013/04/25

ゆうづる

1
1回負けてもただがむしゃらに根性論で当たるのは無意味である。勝つための戦略を練って再びあたる、そのための活力を養うって視点が欠けてるのが今の時代なのかもね2018/02/02

Non

1
★★★ 貧乏人に厳しい小泉改革を歓迎する理解力の不足。競争のなさが勉強時間の不足へ(中国の60%以下)。勉強以外の曖昧な基準で教師に好かれようとする子どもたち。自己責任より被害者絶対主義。生きる力の欠如に。挫折が強さに。2009/09/27

Falke

1
何か悔しいけど説得力があった。自分の教育観に大きな影響を与えた。2009/05/22

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