内容説明
川田麗奈の勤めるアクセサリー会社は、第3四半期まで赤字だった。決算期間近で売上げがほしい。社運を賭けた千円商品を発売し、蓋を開けてみれば、税引き前利益が十億円の黒字になっていた。しかし、業態の変更にともない早期退職者の募集が同時に始まった。「なにかある」と感じた麗奈は、同期の一郎、後輩のユリとともに、ワインバー「ポワロ」のマスターのアドヴァイスを受けながら調査に乗り出し、会社が手を染めている不正の事実をつかんでいく…利益とは何か。利益には「品格」があるか。利益が出ているように見せかけるには、どのような方法があるのか。そして、リストラ指名を受けた麗奈と一郎の運命は―。
目次
第1章 売上げが増えれば利益も増えるか?
第2章 100円ショップは薄利多売ではなかった
第3章 トップセールスマンが夜の銀座で札ビラを切れたわけ
第4章 カリスマ美容師がカリスマ経営者だった本当の理由
第5章 なぜ「黒字」なのに突然リストラが行われるのか?
第6章 売るならだんごか宝石か
第7章 在庫管理は命綱
第8章 架空利益はこうして作られた
第9章 会社の運命を変える会計
著者等紹介
林總[ハヤシアツム]
公認会計士、税理士、LEC東京リーガルマインド大学大学院教授(管理会計事例)、(株)林總アソシエイツ代表取締役。1974年、中央大学商学部会計科卒業。以来、一貫して国内外の企業に対して、経営コンサルティング、一般会計および管理会計システムの設計・導入指導を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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