出版社内容情報
日本にシュルレアリスムを紹介し、実践した詩人・美術評論家瀧口修造の思考と感性を、詳細に論じる。さらに瀧口に影響を受けた30人の芸術家たちの人と作品を分析する待望の美術評論集。
内容説明
滝口修造とシュルレアリスムの流れを汲む32人のアーティストたち―そのさまざまな作業と作品を、ひとりのシュルレアリストの「目」が読み解いてゆく!著者30年にわたる滝口修造論・美術家論の集大成。
目次
滝口修造
加納光於
中西夏之
岡崎和郎
池田龍雄
野中ユリ
合田佐和子
四谷シモン
上野紀子/中江嘉男
平沢淑子〔ほか〕
著者等紹介
巌谷国士[イワヤクニオ]
1943年東京生まれ。東京大学仏文科卒、同大学院修了。二〇歳のころに滝口修造と出会い、シュルレアリスムの道を進む。79年にこの先人が没するまで交友と対話をつづけ、以後も多くの著作、翻訳、展覧会などの活動によってシュルレアリスムの研究・実践の第一線にある。また文学・美術・映画などの批評から紀行、写真、講演まで、つねに多様な分野で活躍するかたわら、明治学院大学フランス文学科の教授をつとめてもいる。内外のアーティストたち、作家たちとの交友関係も幅広い
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