感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PETE
2
70年代に得度して京都住まいを始めた作者が語る、京都の町や道の様子を偲ばせてくれる随筆集。まぁ、京都人にはお客さん扱いされているのだろうが、和歌や物語の世界だった街を、東の人に宣伝する役割はあったのだろう。私はその20年後の京都を断片的に知るだけなので、ついぞ行くことの叶わぬ世界を文章に遺してくれているのはありがたい。2022/08/10
むちれお
1
京都に関する紀行的エッセイ集。文学的な香りもする。歴史が出てくるとあんまり解らなくなるけど。巻末の横尾忠則の解説も興味深かったな。2017/07/22