内容説明
北の動物に魅せられて北海道の小さな町にやってきた「のんべえ獣医」と、シマフクロウ、クマゲラ、オジロワシ、オオハクチョウなど、人間に追われながらも逞しく生きる北方の鳥たちとの、心暖まる交流記。
目次
シマフクロウ―やみに光る黄金の目
オオハクチョウ―よみがえった湖の女王
カラス―黒衣のいたずら者
ショウドウツバメ―崖に住む爆撃機
トビ―みごとな遊び人
オジロワシ―夢をのせて翔ぶ
クマゲラ―舟を掘る鋭い鑿
ユキホオジロ・ベニヒワ―小鳥のいる風景
オオワシ―流氷群とともに
ノビタキ・アリスイ・シマアオジ―草原の歌い手たち
オオセグロカモメ―哀しいドロボウ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アッキ@道央民
48
かなり前に購入して読んだのを野鳥に興味を持った今だからこそ再読。道東の小清水町で獣医をしている著者。北海道の自然に魅せられて北海道に移住したらしく、環境としては最適だろうな。お酒も好きらしく、地域の人にも慕われているのがよくわかる。そんな地域の人を通じて、シマフクロウやカラス、トビから始まりオジロワシやオオワシ、ハクチョウやクマゲラなど野鳥の好きな人なら羨ましくなりそうな鳥たちとの関わりのエピソード。エッセイと言うか、何だか物語を読んでいるみたいな・・・。道東の自然の豊かさに思いを馳せながら読みました。2020/04/08