内容説明
たいへんなことになった!ゆうたが、きょうみどりさわで、けがをしたらしい。やっぱり、ゆうたは、ひとりでみどりさわへいったんだ。
著者等紹介
ふりやかよこ[フリヤカヨコ]
1946年、山口県に生まれる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
国蝶オオムラサキの幼虫をゆうたはぼく(けんちゃん)といっしょに見たかったんだ。ちょっと疎遠になった感のあるゆうたとぼく。渡された観察ノートを手にひとり追体験するぼく。森を抜けみどり沢まで。自然の心地よさもどきっとするような怖さも感じながらの冒険。ひとり対する自然は案外侮れないもの。そんなに興味のなかったオオムラサキも、自分の目で見ればまた格別なチョウとなる。友情と冒険と、オオムラサキの生態と、盛りだくさんのテーマ。2017/10/03
こどもふみちゃん
3
この本のおかげで、国蝶=オオムラサキ。という知識がついた。読書終了後、みんなで昆虫図鑑を調べ→やはり、きちんと載っていた(^<^)✿4・5・6・7・8歳向け。 森の地図作り(若しくは、まちの地図作り)に参考になりそうなページあり 2013/08/31
玲と建
2
【小2娘】わたしもじっさいにオオムラサキを見ていないからじぶんの目でオオムラサキを見たいなと思いました。【母】主人公のけんちゃんは幼なじみのゆうたとのみどりさわへ行くという約束をサッカーに夢中になり忘れてしまう。一人で行ったゆうたはそこで怪我をする。ゆうたから預かったノートを手に、後日けんちゃんもみどりさわへ。そこで見つけたのはオオムラサキとゆうたの勇気と自分の知らない新しい世界だった。・・自分の好きなことだけでなく友達の好きなことからも刺激を受け世界が広がるなんて素敵なことだね。2011/08/25
CaLiLa
1
ゆうた君は頭のよい子供だと思います。彼の書いたノートが出てくるんですが、その文章がそう思わせる。わりと年上向きの絵本ですが、いい本でした。2010/04/12
kokotwin
0
ゆうたの書いたノートはすごい。けんは、ゆうたとの約束を忘れてしまったことを後悔して、一人でみどり沢へ行くが。ゆうたの地図を頼りに。地図で見た景色が広がる。友達への思いが伝わってくる。二人の思いが届いたんだろうなぁ。2018/03/29