なんとなく・青空

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  • サイズ B6判/ページ数 63p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784579304318
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0092

目次

なんとなく・青空
お茶のひととき
目ざめると
ゆれるミノムシ
それだけ?
けっしん
旅する歳月
ある日どこかで
地球の円環
食器宇宙の恋模様〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

124
詩を読みながら、くすくすと微笑んでいる自分にビックリします。詩集を読むのは、何十年ぶりかな…。 皆様のレビューの中に、「にこにこ微笑みながらおしゃべりしているような詩集」と有ったので、すぐ図書館に予約しました。まさにレビューのとおり、「にこにこ微笑みながらおしゃべりしているような詩集」です。有難う御座います。いま何回も繰り返し読んでいます。このレビューを書きながら、顔がニコニコしているのが自分でも分かります。 工藤直子さんの本を読むのは始めてです。 2010.08発行。字の大きさは…中。2019/12/11

nico🐬波待ち中

111
工藤さんが身のまわりのモノや風景相手に、にこにこ微笑みながらおしゃべりしているような詩集。青空やスプーンやカップ、テントウムシ達に「あのね」と語りかけたり「みてみて」と呼びかけたり、人生についてナベブタやお皿に問いかけてみたり。工藤さんのまわりはこんなにも賑やかで愛しい。コートを着た「冬」がまた今年ものしのしとやって来た。子供の頃から寒い冬が苦手な私も、工藤さんの軽やかな詩のお陰でいつもより楽しく過ごせそうな気がした。特に好きな詩は『けっしん』『迷路うろうろ』。愛すべき身近なモノ達に感謝したくなった。2019/12/08

モリー

70
「身のまわりのモノや風景と自分のやりとりを書こうと思った。」と工藤直子さんは書いておられます。そして、ご自身の詩について、「空想・妄想ですね」とも。あべ弘士さんのオブジェが、その「空想と妄想」を加速したり、盛り上げたりしてくれました。この詩集を紹介してくれた読み友さんに感謝です。この詩集は、誰かに渡したくて仕方がなくなります。あの方やこの方に読んでほしい詩があるからです。中でも、あの方に届けるなら「うたげ」てす。その方は既にご自身の本当にやりたい事を見つけて走り出した方です。加速度を増すに違いありません。2021/08/15

lonesome

66
好きな人にフラれたと思ってたのに実はそうじゃないんじゃないかと迷路にはまったとき、それを確かめられずに走ることを選んだ自分は毎回走るたびにしんどくて何のために自分は走ってるんだろうと思いながら走ってた。だから「うたげ」という詩の‘全身を恋文にして走りつづけなさい’という満月ときつねからのメッセージは間違ってなかったと言われたみたいで嬉しかったな。工藤さんの詩は未練や後悔や迷うこころを隠さない。決心したって気持ちは揺れ動く。でもそんな自分もまるごと全部受け入れて生きて行こうと寄り添ってくれる詩だと思う。2015/01/02

けんとまん1007

53
なんとなく・・・とは、よくあること。それを、こんな軽い感じで書かれるのも、いいなあ~。リラックスした状態だからこそ、気づくことも多々ある。それにしても、あべさんのオブジェ、ピッタリだ。2021/10/08

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