出版社内容情報
気のいいオオカミ、ずる賢いキツネ。
「かちかち山」でお馴じみのタヌキと
ウサギ、四匹が入り乱れての化かし合
い。最後に笑うのは誰？
内容説明
サンケイ児童出版文化賞大賞、国際アンデルセン賞優良賞受賞作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シングルモルト
16
これは本当に童話なんだろうか。よくある昔話の、勧善懲悪、最後はめでたしめでたしでは全くない。主人公であるオオカミがだんだん正気でなくなっていく物語だったと今でも思っている。
◎
1
楽しく読めました2014/09/22
baアタマ
1
1991年改訂。創作童話ってたまに合わない時があるけれど（昔話はそんなことはない）この本は面白く読みました。おおかみは♪ぶらぶら歩きのはらごなし ほい うまかった、うままけた♪なんてすぐに元気をだしちゃってすごく愉快なやつ。「おいらたちの間じゃ、くっちまって腹の中に入って、こなれちまえば、相手がだれでもうらみっこなしさ」なんておお！さっぱりと感心。（もののけ姫では動物も結構恨んでたけど…）それにしても「かちかち山」しってるはずなのに、結構忘れてました。また瀬川康男さんの絵がいいんだわ。2014/07/12
