内容説明
マリー・アントワネットの「王妃の机」が競売に出された夜、アンティークの仕入れ屋がアパートの寝室で射殺された。現場から逃げ去る黒い人影―。目撃者の一人、骨董品の輸入業を営むアリス・グレイの証言にコロンボ警部は首を傾げる。当夜のパーティーに仕掛けられていた謀殺の罠…。被害者が依頼していた鑑定書の行方は。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
22
感想:★★★ 今回はマリーアントワネット王妃の机という高価な骨董品に絡む殺人事件で、コロンボシリーズしてはかなり変則的な構成です。 主犯は美人の骨董商でコロンボの注意を逸らそうと色仕掛けしたりもしていますが、相変わらずマイペースのわれらがコロンボ。 なりゆきでカミさんとの大晦日の約束を反故にして家に帰れなくなったりと、コロンボのプライベート面もなかなか面白くて楽しめます。 2023/06/03
yasu7777
3
★★★☆☆ 練馬2917-2502021/07/03
翼
3
薬の場所・コート・エアコン、細かい矛盾を積み上げて。 もう少しアンティーク関連の情報が交っていても。2017/06/04
akatuki
3
今回のコロンボは趣向を凝らした作品。犯人の複雑な親娘関係やコロンボの目を逸らすための色仕掛けなど今までにない要素を加えている。鍵を握る骨董品の存在が物語に引き締めとても面白かった。2014/07/09
がんもどき
2
今回も倒叙ものとしては変則的だ。犯行の詳細は最後の種明かしまでわからない。思わせぶりなリサの父親は最後にも登場しない。それにしてもコロンボと恋愛要素は合わないと思う。2020/05/16