出版社内容情報
公家出身ながら後に一万石の大名となった実在の人物、松平信平の痛快な活躍!続々重版の人気シリーズ待望の最新刊!
内容説明
五摂家鷹司家の血を引く信平は十五で京から江戸に出、三代将軍家光の正室だった姉孝子の口添えで、将軍家の旗本になった。あれから十年の時が流れるあいだに、紀州徳川家から松姫を娶り、もうすぐ父親になろうとしている。信平は今は京にいて、身重の松姫の身を案じ、薬師の武田伊織を訪ねたのだが、ここで息子に背中を斬られたという武士に出会って…。
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年、広島県生まれ。2003年に架空戦記でデビュー以降、執筆活動に入る。2010年に時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
31
タイトルの「乱れ坊主」よりも、紫女井左京に持っていかれた感のある11巻。松姫のつわりやら出産のバタバタで、乱れ坊主が一番印象薄いかも(-。-;とは言え、安心してさらりと読めるのは変わらず。福千代も誕生し、父親になった信平の次なるステップは、大名!まだまだ先は長い…(・´ω`・)2015/07/15
絳楸蘭
26
信平さま、父親になるんですから無茶しちゃ駄目ですよ!腕っぷしが強いのはわかってますが、帯の煽り文句にハラハラするじゃないですか!しかし、家綱さまは本当に粋な方でいらっしゃる。こういう方が上司だと職務に励もうと思うよなぁ。何はともあれ、信平さま、おめでとうございます♪2015/05/12
kaori
22
ハラハラドキドキな1冊でした。松姫の妊娠、そして無事に出産して良かった。父になった信平の今後の活躍に期待です。2016/02/01
カピバラ
22
相変わらず、幸せそうな松と信平の夫婦の愛と絆に、あったかくなるなぁ…将軍に可愛がられ、ますます出世する信平!そしてなにより、舅殿がかわいいぞ!2015/05/02
igaiga
16
シリーズ11作目にして実在の人物だったと知る( ̄▽ ̄;) そうだったのか・・・・。水戸黄門という例もあるからまぁいいのかと納得。今回はみんな(お初・善衛門除く)危ない目にあってハラハラしました。2016/12/19