双葉文庫
タイ語の本音

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575713848
  • NDC分類 829.36
  • Cコード C0176

内容説明

タイをこよなく愛する著者が、タイ語を通して、タイとタイ人について綴ったキーワード・エッセイ『タイ語でタイ化』新版。近年めざましい経済発展を遂げるタイ、いっぽう政治混乱や大洪水に揺れ惑うタイ。しかし、そこで暮らす人々の流儀は昔も今もあまり変わっていないのかもしれない。タイ語の会話からほんのり透けてくるタイ人の本音とは―。

目次

第1章 揺れるタイ
第2章 タイ語でタイ化
第3章 最新タイ語事情
第4章 タイ語で暮らす
第5章 もっとしっかりしたいタイ語
第6章 覚えたいタイ語
第7章 覚えなくてもいいタイ語
第8章 僕流の便利タイ語
第9章 タイ在住日本人のタイ語

著者等紹介

下川裕治[シモカワユウジ]
1954年、長野県松本市生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応大学卒業後、新聞社勤務を経て『12万円で世界を歩く』でデビュー。『南の島の甲子園 八重山商工の夏』で2006年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

30
タイでよく使われるワードから、タイの現代の情勢やタイ人気質がよく伝わってきて面白い。特にマルチタスクを負うとたちどころに混乱してしまったり、すぐ我を失うほどぼーっとしてしまったり、飽きたらすぐ仕事も辞めてしまう、という彼らの姿が愛おしく感じた。2018/12/07

サアベドラ

11
タイ人の考え方を、いくつかのタイ語をキーワードに綴ったエッセイ。著者はアジア諸国のバックパッカー向け旅行記を数多く執筆している人物。2012年刊で、『タイ語でタイ化』(1991年初版、2001年文庫化)をタイ内外の情勢の変化に合わせて加筆訂正した新版。黒田龍之助が旧版をなにかの本で紹介しており、それで知った。タイ語そのものの言語学的記述はほとんどなく、タイ語を通してタイ人の日々の思考、そののほほん具合を垣間見るといった感じの内容。気楽に読める異文化エッセイで、まあ楽しめた。2014/10/23

ががが

6
タイ語にある言葉をテーマにタイ社会を綴るエッセイ。言葉と国民性を安易に結び付け過ぎと思わなくもないが、「タイ人の「家でボーとする(ユーバーンチューイチューイ)」は半年は働かないで家にいることを意味するよう」のように文化の尺度を通した上でのタイ語の意味を解説しており、まさに文化理解は言語理解のなかに内包されていることを実感する。昨今も政治的に混乱しているニュースが流れ、まだまだ過渡期にあるのかもしれないタイだが、そんな中でも変わっていくものと変わらないものを見定めようとしている著者の視線を感じる。2023/08/06

midnightbluesky

2
不況が続き、バックパックを担いでアジアを放浪する若者がすくなくなったような気がする。著者は猿岩石ブーム前夜にたくさんのアジア本を書いており、今読むと時の流れを感じずにはいられない。だからこそ、もう一度再編集、再取材してほしいなぁ。2012/05/28

ぶぶ

1
タイ語を通じてタイの文化気質が垣間見えたように思いました。タイ語が解らなくても読めましたし、文体も内容も固くないので気軽にサクサク読めました。2017/01/19

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