出版社内容情報
久しぶりのいしい時代劇。忍者にニヒルなお侍、お代官に欲深商人、殿に家老に次期家老、奉行、罪人、盗賊にB型平次や武蔵まで、いしいチャンバラ界のオールスターキャストが大集合。愉快千万間違いなし!ひさいち文庫2010年第1弾が見参!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
8
忍者・武士ものはけっこう読んだつもりだったけどほとんど新しいネタだったのでうれしい。2012/06/29
ぐうぐう
8
時代劇コントは、現代人がちょんまげのカツラをかぶり、侍の扮装をすることで、江戸時代を笑うという目的がある。そこには、江戸時代を装いながら、現代を透かして見る批評精神も存在するだろう。しかし、いしいひさいちの時代劇は、現代人が装った武士や忍者ではなく、あくまであの時代の人間達が登場しているように思う。200年以上前の人間達が、しかし現在の私達と何ひとつ変わらないセコさとヘタレ加減を持っていることを知らしめることで、現代と江戸とが重なり合う奇跡がギャグという手法で描かれていることの感動があるのだ。2010/02/23
はち
1
おもしろくて笑いながら読みました。忍者ものが特に。お世継ぎはみんな大馬鹿やローなのはなぜ?道場の先生はたいてい弱いし。2016/03/23
hayatama
1
相変わらずのひさいち節。シュールさは他の追随を許さない。2010/02/12