内容説明
白系ロシヤ人って白人のロシヤ人?牛に引かせた幌馬車って?エラソーな大新聞や“一流”言論人の誤字・誤文ほどおかしいものはない。言葉に関する無知は論理に関する無知だ。さあ、みんなで笑おうではないか!呉智英節が冴え渡る知的エッセイの傑作、待望の文庫化。
目次
カメラに「フイルム」を入れるのが日本式なのだ
「超」だの「ド」だのがついても由緒正しい言葉がある
大きい「ツ」と小さい「ッ」には本質的なちがいがある
歴史的仮名遣ひって論理的でせう
白線までさがるのは「危険ですから」か「危ないですから」か
東日本の訓読みと西日本の訓読み
意味がなんとなく通るとき誤用は見逃しやすい
「攻め合って」「防ぎ合う」から「せめぎ合う」なのか?
日本人は音声だけでなく文字でもしゃべっている
単語の日本語訳と語法の日本語訳〔ほか〕
著者等紹介
呉智英[クレトモフサ]
くれ・ともふさ、ご・ちえい、読み方は両方可。1946年愛知県生まれ。早稲田大学法学部卒業。評論家
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
14
古書店で見つけたので購入しました。呉さんの本は久しぶりかな。タイトル通り、言葉に関する文章が多いです。2014/07/24
モリータ
11
◆引っ越しのため、本棚整理も兼ねて。「よく読む著者の本」の棚が小説・評論ともにあるのだが、小説は「未読」と「既読」の棚が分かれているのに対し、評論は未読と既読が1つの棚混在していて、一緒に箱に入れると後で面倒になるのだ(以上、何の話?笑)2019/04/26
ユウキ
1
「弁」、「神」、「白ロシア」、「第三国人」の話とかフツーに面白いな。2024/01/05
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0
再読のはずなのに覚えている内容が前書きぐらいにしか無かった。2014/10/01
まあい
0
「そうだったの⁉︎」というネタが満載の一冊。文系大学生として知識を蓄えなければ、と反省した。2014/06/13