内容説明
関九州にその名をとどろかせる凶賊“闇の四天王”が上州に姿を現した。わずか一刻ばかりの間に、十里離れた二軒の商家を襲うという謎の手口―。賊の足どりを追う関東取締出役・浅野新兵衛は、一見不可能と思える二つの事件に隠された巧妙な罠を見破れるのか!?関東一円の極悪犯罪を追う八州廻りの活躍を、ミステリー仕立てで描く短編傑作集。
著者等紹介
笹沢左保[ササザワサホ]
1926年、横浜生まれ。1960年『招かれざる客』でデビュー。1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。本格推理の旗手とも謳われ、時代小説にもミステリー手法を取り入れる。一世を風靡した『木枯し紋次郎』で現代用語を用い、時代小説に新風を吹き込む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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