内容説明
芝神明祭の夜、小野派一刀流の腕を持つ同心が何者かによって二太刀で斬殺された。尋常ならざる曲者の剣筋に、北町奉行所は騒然とする。下手人探索が難航を極めるなか、影同心・朝比奈玄堂の胸に、かつて強引に立ち合いを迫ってきた、血に飢えた狼の如き剣を遣う浪人が浮かぶ。爽快にして情深い傑作シリーズ第四弾。
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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