内容説明
質店「八前屋」の女番頭お紋は、行商に行った先の雑貨商「十越屋」の主から、関ヶ原の戦で使われたという古めかしい軍配を見せられる。ところが半月後、流行っていたはずの十越屋は潰れ、軍配を質入れされた八前屋の商売まで窮地に。「関ヶ原 涙の軍配」という演目しか掛けない講釈師は、はたして謎を握っているのか?絶好調書き下ろし長編時代小説シリーズ第四弾。
著者等紹介
沖田正午[オキタショウゴ]
1949年、埼玉県生まれ。埼玉県立与野高校卒業。2006年『丁半小僧武吉伝 賽の目返し』(幻冬舎文庫)でデビュー。温かみのある独特の筆致と軽妙な会話でファンを魅了している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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