内容説明
周囲の言われなき嫉みを受け、加藤清正の兵法指南役を辞した柳生兵介(兵庫助)は、忍びの小猿や千世らとともに諸国修行の旅に出る。十八歳より三年間、無敗を誇っていた兵介だったが、途中立ち寄った小倉で老剣客の疋田豊五郎にまさかの敗北。人生初の挫折に打ちのめされ、山に篭って猛稽古に励む兵介に新たな敵が迫る!瞠目の長編時代小説第二弾。
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
1929年3月和歌山市生まれ。東北大学法学部卒。78年『深重の海』で第79回直木賞を受賞。95年には『夢のまた夢』で第29回吉川英治文学賞を受賞。2005年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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