双葉文庫
風斬り―火盗改香坂主税

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  • サイズ 文庫判/ページ数 314p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575664010
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

香坂が設置した「注進箱」のお陰で悪が成敗されるようになると、少しずつ訴状や投げ込みが多くなってきた。しかし、それと同時に香坂の存在を疎ましいと思う者たちの暗躍もはじまる。民に代わりて仇を討つ!香坂主税シリーズの第二弾。

内容説明

「江戸に火盗改あり。長官、香坂主税あり。役宅の注進箱に文を投ずれば、必ず長官の目にとまる。そして、悪人を成敗してくださる」。香坂が設置した「注進箱」は、こうして評判を呼び、いまでは訴状や投げ込みが多くなってきた。しかし、それと同時に香坂の存在を疎ましく思う者たちの暗躍がはじまる…。待望の香坂主税シリーズ第二弾。

著者等紹介

倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年、短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。97年、『百鬼譚の夜』で再デビュー。翌年に専業作家となり、ミステリー、ホラー、幻想小説など、幅広い分野の作品を精力的に発表している。俳句と翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文句有蔵

3
鬼平のパチモンとして読んでいる。何から何までそっくり同じなのは承知の上。池波の脱線が好きではなかったので、むしろこちらの方が好みに合っている。のだが。隣家の蔵まで穴を掘る盗みの手口まで鬼平からパクるとは何たる破廉恥!作者が鬼平に、池波に心酔して、本シリーズを書いている、と勝手に了見していたが、ここまでくると最早盗作。またお涙頂戴ぶりが著しい。読者を泣かせよう泣かせようとしているのが見え見えで見苦しい。何よりくど過ぎる。他には一点言葉遣いが乱れているところあり、そこが取れぬ小骨のようで些か気になる。2015/01/12

wakatsuk

0
代わらず読みやすい時代小説。ただ前作に比べて主税が「正義の人」に寄り過ぎていて、もうちょい「公正の人」でもあってほしかった気はする。まあ事件の内容との絡みもあるので、気にしすぎかもしれない。あと政敵らしき人は本当に出落ちだった。2009/09/12

ササ

0
仇を代わりに打つ火盗改の心意気がかっこよろし!悔やんでも悔やみきれない末吉が不憫だが、いつかまた新しい人と結婚した暁には、相手を大事にしてあげてほしいね。2022/07/24

匂當内侍

0
火盗改2021/11/06

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