内容説明
産み月を間近に控えた蝋燭問屋「光明堂」の内儀おそめの行方が知れなくなった。亭主の林吉から依頼を受けた、人捜しを生業とする「鶴亀屋」の梅太郎と竹蔵は、手掛かりを求めて早速探索を開始する。しかし、おそめ捜しの開き込みが進むにつれ、林吉の意外な一面が浮かび上がってきて…。書き下ろし人情時代小説第三弾。
著者等紹介
和田はつ子[ワダハツコ]
東京生まれ。日本女子大学大学院修了。出版社勤務後、テレビドラマの原作『よい子できる子に明日はない』で、一躍脚光を浴びる。その後、『ママに捧げる殺人』(角川書店)でミステリ・デビューを果たし、サイコスリラーという新たなジャンルを確立した。新日本出版社より『藩医宮坂涼庵』を刊行し、時代小説に初挑戦(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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