内容説明
春嵐の夜に神田で起こった火事は多数の死傷者を出したが二年後に町は復興した。ところが同じ春、再び火災が起こって町は灰じんと化した。さらに一年後、今度は町内の大店商家の若女房が神隠しにあった。一連の事件の謎を解明すべく主税助の探索が始る。
著者等紹介
千野隆司[チノタカシ]
1951年東京生まれ。國學院大學文学部文学科卒業。出版社勤務を経て現在は学校教諭。90年『夜の道行』で第12回小説推理新人賞を受賞。端正かつ芳醇な文体に定評があり、時代小説のホープとして期待されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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