内容説明
隅田川七福神巡りが縁で、浅間三左衛門は天童虎之介という若い浪人を知った。虎之介は元会津藩士で、二年前、御前試合で兄の虎次郎が国家老の推挙する熊澤玄蕃に敗れたのが策謀だったと知り、熊澤邸に斬り込んだため藩外追放となった身だった。自らと似た過去を持つ虎之介に惹かれ、三左衛門は会津藩に巣くう悪事をともに暴くことに。書き下ろし長編時代小説好評第9弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。四季の変遷とともに人情の機微を繊細に描く時代小説には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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