内容説明
幕府の小役人が三人、いずれも篭手を落とされて斬殺された。同心の八尾半四郎から話を聞いた浅間三左衛門には、犯人の心当たりがあった。自分を兄・弓削琢馬の仇と狙う冬馬である。主君警護の立場上、朋輩だった琢馬を斬った自責の念から脱藩した三左衛門、その過去の縁に桜花が降りそそぐ。書き下ろし長編時代小説好評第7弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ。四季の変遷とともに人情の機微を繊細に描く時代小説には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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calaf
12
元に戻って、一冊飛ばしていた分、やっと読めました!仇討ち・・・ややこしい制度だなぁ...まぁ、江戸時代にはそれで秩序が保たれていたという側面もあるのでしょうけど。。。2014/12/31
ひかつば@呑ん読会堪能中
3
第7巻。短編4つ、どの話もひとひねりしており単なる人情話ではないところが楽しめる。42歳になって初めて子を持つ三左衛門、晴れて夫婦になるのは次の巻かな。2013/05/20
椿
2
5、6巻読んでない。半四郎の恋、あんまり進んでなかった。三左衛門に、もうすぐ子供が産まれる。楽しみだなぁ。2014/06/20
Tadashi Totsuka
1
江戸時代の牢獄って、地獄ですね! 牢名主がいて、糞丼食わされたり、布団で簀巻きにされて殺されたり、散々酷い目にあうんですね! それで、二度と犯罪をしなくなる人もいたんでしょうね?今と大違いですね?4編とも面白かったです。2019/07/13
Masayoshi Arakawa
1
20150411108 前巻に三左衛門に子ができたこと、書き忘れた。今巻は子が生まれる前にやっておかねばならない宿縁との対決が。2015/04/10