内容説明
時は文政年間、火賊捕盗方同心の新免又七郎は、大名家や旗本屋敷に盗みに入り、刀剣・骨董ばかりを狙う“赤目の権兵衛”の探索に動いていた。苦心の末、ようやく尻尾を掴み、罠を張って待ち伏せていた新免の前に現れたのは、思いもよらぬ男だった。書き下ろし長編時代小説、待望の新シリーズ第一弾。
著者等紹介
和久田正明[ワクダマサアキ]
1945年、静岡生まれ。テレビ時代劇の脚本を数多く手がけ、現在は時代小説に専念している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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FK
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この著者の作品を読むのは初めて。はじめは慣れなかったが、徐々に読みや すくなっていった。のほほんとした青年武士が主人公。その異母兄弟が出てきて、話がふくらんでいく。考えてみたらこれも江戸時代の「警察小説」ということか。今もそうだが、このジャンルは人気があるということだ。 2006/09/22
すぴか
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火賊捕盗同心はイコール火盗改めのことでいいんだろうか?町方が主人公でないのは珍しいかな。そこそこ面白かったです。後の鼠小僧、が好きな人多いんでしょうか。(初版:2006.4.20) 双葉文庫2012/07/19