内容説明
勤王派と佐幕派が血みどろの抗争を続ける幕末の京都。御所の安寧を祷る烏丸神社女主の龍子は、陰陽師の土御門佳昌卿から、地獄から甦った十二体の式神退治の依頼を受ける。氏子の沖田総司とともに、龍子は一子相伝の鞍馬流秘太刀を揮い、式神を倒していくが、その裏には恐るべき陰謀が隠されていた。
著者等紹介
加野厚志[カノアツシ]
1945年、旧満州国大連生まれ。日本大学文理学部中退後、港湾労務、ドアボーイ、漫才師など職を変遷。29歳の秋、「天国の番人」で第47回オール読物新人賞を受賞
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