双葉文庫
大江戸人情小太刀―照れ降れ長屋風聞帖

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575661835
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

江戸堀江町は履物屋と傘屋が多く、照れ降れ町とも呼ばれていた。その裏長屋に住む浪人浅間三左衛門は、十分一屋(仲人屋)のおまつに食わせてもらっている。下駄職人次郎吉が身投げ女を救ったことから、持参金目当てで商家の娘を嫁に迎え借金返済を済ませたあとでいびり出すという札差と旗本の企みを知る。三左衛門の侠気と富田流小太刀が悪を断つ。江戸の情緒と人情を活写した書き下ろし長編時代小説。

著者等紹介

坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、バブル絶頂期のデベロッパー企業に入社。億ションの販売、豪華客船の顧客手配などに従事、11年後に退社し、文筆活動を開始する。独特の渇いた筆致で描く時代小説には定評がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kira

13
図書館本。「照れ降れ長屋風聞帖」シリーズ第一弾。気になっていたシリーズだが、今のところ人気のほどがよくわからない。この巻の主人公的存在の浪人浅間三左衛門は、小太刀の遣い手で格好よく好感度大。同棲相手のおまつも感じのいい女である。続巻を読んでいくうちにシリーズの魅力もわかってくるかなと思う。2022/09/06

calaf

11
仲人で七つの娘(おすず)を育てているおまつに養ってもらっている浅間三左衛門。偶然知り合った茶屋を営む金兵衛、不浄役人の八尾半四郎、おまつの弟の又七、その友人で八尾に従う又三などからいろいろと用件を頼まれる・・・おすずはいつ三左衛門の呼び名を替えるのだろうか???2014/01/01

てんぱい

5
ようやく1巻を読む。金兵衛や八尾、半兵衛とはこの巻で出合っていた事を今知る。順番を守らず読むのも悪くないと思えた一冊でした。2016/08/16

Tadashi Totsuka

2
坂岡真さんの照れ降れ長屋風聞帖シリーズの第1作です。主人公は浅間三左衛門です。鬼役のように飛ばし首はありませんが、主人公が長屋の住人で、人情味あふれる作品です。十分一屋(仲人稼業)のおまつに食べさせてもらっている浪人です。次も読んでみます。 2019/04/02

ひかつば@呑ん読会堪能中

2
nyabokoさんのお薦めに従い購入。短編が5話、最初は人情話だけかと思ったが、いやいやハードなアクションやエロいシーン、どんな手を使ったの?と想像させる大胆な結末の話もあったりで、ありきたりの長屋ものとはちと趣が違う。話の展開も早いのであっという間に読了、堪能しました。続きを探すとします。2012/08/08

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