内容説明
虚無僧の一団に襲われて事切れた彦根藩士左文字六郎から黒狗飢八郎が預かったなめし皮の図面は、藩の存亡に関わるものらしい。琥珀凶兵衛、白蝋乳之介、お乱を加えた四匹の狼は、なめし皮を彦根藩次席家老に届けるため江戸を離れ東海道を西進するが、道中で度重なる襲撃を受ける。果たして旅の結末は。
著者等紹介
峰隆一郎[ミネリュウイチロウ]
1931年長崎県生まれ。日本大学理工学部、芸術学部中退後、編集者、週刊誌記者を経て作家活動に入る。1979年『流れ潅頂』で問題小説新人賞を受賞。以後、時代小説、推理小説で斬新な作品を意欲的に発表している
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