内容説明
心の通わぬ家族に重荷を感じる雅子、姑の介護に倦み疲れたヨシエ、見栄っ張りで借金返済に追われる邦子、夫の裏切りに絶望する美貌の若妻・弥生―深夜の弁当工場でお互い助け合い、黙々と働くパート主婦四人の人生が、ある事件を境に一変する。仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てた女たちに明日はあるのか。世界中で絶賛を浴びた犯罪小説の金字塔!
著者等紹介
桐野夏生[キリノナツオ]
金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で江戸川乱歩賞を受賞。1999年の『柔らかな頬』での直木賞以下、『グロテスク』で泉鏡花文学賞、『残虐記』で柴田錬三郎賞、『魂萌え!』で婦人公論文芸賞受賞、『東京島』で谷崎潤一郎賞、『女神記』で紫式部文学賞受賞、『ナニカアル』で島清恋愛文学賞と読売文学賞など、多彩な作品で受賞を重ねる。2004年『OUT』がMWAのエドガー賞の候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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