双葉文庫
沈黙の教室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 700p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575658798
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

交通事故に遭い、記憶を失った男。その男が所持していた手帳には、「青葉ヶ丘中学校3年A組。同窓会における殺人計画」と記されていた。二十年前、重い沈黙が支配するそのクラスでは、何者かが不気味な「恐怖新聞」を発行し、陰湿ないじめが横行していた。復讐!?記憶喪失の男の正体は!?多くの謎を秘めたまま、ついに同窓会の日を迎える!読者を迷宮に誘う叙述トリックの傑作。

著者等紹介

折原一[オリハライチ]
埼玉県久喜市生まれ。「旅」の編集者などを経て、1988年、連作『五つの棺』でデビュー。黒星警部を主人公にしたユーモラスな密室ものだったが、その後、叙述トリックを中心に、凝った仕掛けをちりばめた独自の作風を確立。また、無名の画家・石田黙に惹かれ、その作品をモチーフに『黙の部屋』を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

森オサム

43
第48回日本推理作家協会賞受賞作。いやー、長かった。叙述トリックの名手、の異名をとる著者の作品でありますので、まあそう言う感じの話ですよね。つまり、みんな怪しくて味方したい人が居ないんで、誰が犯人だか分からないが、誰が犯人でも別に良いや、と言う(笑)。あえて感情移入させないんじゃないかなぁ、ホント感じ悪い人ばかりでした。となれば作品の評価は、トリックにどれだけ驚けたか?、にかかるのですが、…微妙でした。もう少しコンパクトに纏めて、最後に天地がひっくり返る!、って感じがの方が良かった。残念、期待外れでした。2020/06/01

bibi

30
なんとも不気味な沈黙の教室3年A組。裏表紙に「新たな〈恐怖と粛清〉が鎌首をもたげた!四重の謎と多彩な文体が生み出す渾身のサスペンス」とあり、「何かな何かな!?」とページが進むほど読むスピードが加速しました!2020/06/26

とも

30
★★★★叙述トリックを多用する作家ではあるが、それよりかはミステリー&ホラー色を強めに出した作品ではあるが、日本推理作家協会賞受賞作というだけって、申し分ない大作。浅薄な作品が多い中で作りこまれたストーリーはただただ重厚でありながらも読みやすく引き込まれ、繰る手が止まらない。ひとつ残念とすれば、最終的な着地点が少々弱いのはこの作品に留まらないこの作家の特徴か(笑)2018/05/05

okapon

5
物語の先が気になってどんどん読まされたから700ページもあったけどすぐに読み終わった。☆42019/01/15

ギルヲ

4
ハヤカワの方を読んだんですが、Kindleじゃないので、こっちに書きます。読書メーターなんか改悪した?それはさておき。陳腐な文章が多いので途中何度も読むのやめようかと思いましたがなんとか読了。やめても良かったかもというのが正直なところです。凝った造りでそれはすごいなぁとは思うけど、長々読んだ甲斐は無かったかな。残念。2019/10/16

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