出版社内容情報
霧原一輝[キリハラ カズキ]
著・文・その他
内容説明
妻を亡くし、鎌倉にひとり移住した53歳の石川靖男は、家の近所で若い美女が営む小さな骨董屋を見つける。さっそく店に入った靖男は、女店主から「あなたにいい人を紹介したい」と言われ、戸惑う。翌日、店を訪れると、女店主と瓜二つの美女が靖男を待っていた。店主の妹だという彼女に誘われるまま、激しく求め合った二人だが、達男の心の奥底には姉への恋慕の情が募っていくのだった。書き下ろし伝奇ロマン。
著者等紹介
霧原一輝[キリハラカズキ]
1953年愛知県生まれ。早稲田大学文学部卒。関東の地方都市に住み、さまざまな文筆業を続ける。『蜜楽さがし』(双葉文庫)が『この文庫がすごい!2010年版』で官能文庫大賞銀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古本虫がさまよう
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妻を亡くし、鎌倉にひとり移住した53歳の男のラブロマンス。主人公の年齢は僕より若干年下。でも、同じ50代。夢が広がる? まぁ、イロイロとあって、古本屋ではないが骨董屋の主人におさまるまでのエロス・ストーリー。ともあれ、正式に離婚したり、死別したりしてからの「自由恋愛」ならば、昨今の不倫云々みたいに、後ろ指を刺されることもない。くれぐれも「不倫」「浮気」ではない、ピュアな恋愛を夢見たいもの? ならば、配偶者が死ねばいいのか、じゃぁ、殺してしまえ…となると…。それはアウチだが!? 2017/09/27