双葉文庫<br> Kの日々

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双葉文庫
Kの日々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575513554
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

闇に葬られた誘拐事件。消えた身代金8000万円の鍵を握るのは実行犯の恋人「K」。彼女は死んだ男を想い続ける聖女なのか、それとも金に魂を売った悪女なのか!?

内容説明

闇に葬られた三年前の組長誘拐事件。身代金は八千万円。身代金をうけとった李は、事件から間もなく、白骨となって東京湾に浮かんだという。李の恋人Kの調査をはじめた裏の探偵・木。謎の女Kは、恋人を殺しカネを独り占めした悪女なのか、それとも、亡き恋人を今も思いつづける聖女なのか!?逆転、また逆転、手に汗を握る長編ミステリー。

著者等紹介

大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年名古屋市生まれ。79年「感傷の街角」で第1回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。86年「深夜曲馬団」で第4回日本冒険小説協会最優秀短編賞、91年『新宿鮫』で第12回吉川英治文学新人賞、第44回日本推理作家協会賞、94年『新宿鮫 無間人形』で第110回直木賞、04年『パンドラ・アイランド』で第17回柴田錬三郎賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タックン

77
2・3回目の再読。組長誘拐事件の身代金とその実行者の中国人の殺害を巡っての話で会話ばっかりで読みやすいのだけど話が二転三転どころか七転八起しちゃって途中はわけわからなくなった。っで最後は意外なとこもあったけど落ち着くところに落ち着いたな。Kが魅力的過ぎたけど題名が話と合ってないような・・・・?大沢さんにしてはまとまりがないな・・・・・。2016/05/23

えみ

25
追い詰めているのか、追い詰められているのか。差し迫る危険に終始緊張感漂う二転三転する展開はスリル満点で、命を代償とした騙し合いを第三者の目で楽しまずにいられない。裏の探偵・木が過去の組長誘拐事件で消えた大金の行方を探し出せとの依頼を受けて始まるサスペンス小説。歪んだ人間が蔓延る裏社会の仕組みに紛れ込んだ金と罪。怪しくない者が一人もいない関係者たちの渦中に飛び込んでしまった木が徐々に彼らの偽りの仮面を剥いで陰謀や虚偽を暴いていく様は何故か清々しく、曲りなりの正義に見えた。嘘つきは誰だ!最後まで目が離せない。2020/01/21

こゆび

18
探偵に暴力団員に悪徳刑事、死体処理を生業とする者。消えた身代金8000万円をめぐり、一癖も二癖もある人間たちの命懸けの探り合い。事件の中心にいる人物は、白骨死体となって発見された誘拐犯の恋人「K」。すべてを仕組んだ裏切り者は誰なのか。男と女と嘘と。傷付いたのは誰かへの想いがあったから。傷が癒えたのは誰かの想いがあったから。2021/04/28

007

17
面白かった。これも展開早くて。でもいつものドンパチはあまりなかった。最後のまさかの展開も意外だった。これはハードボイルドというより謎解き感が強い作品ですかね?2014/11/01

多喜夢

9
久しぶりに読んだ大沢在昌。新宿鮫のしびれるような切実感はなくあっさりと物語は進む。裏の世界の重苦しさもあまり感じられずにハッピーエンドとなったが、まぁこれはこれで良しとしよう。2018/08/15

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