内容説明
幼いころ、ふとしたことから姉のランジェリーに魅せられた「私」は、その妖しいナイロンの魅力に取り憑かれる。大学に入って姉夫婦と同居することになったとき、その性癖を姉の夫に知られ性の奴隷にされてしまうのだが、実は「私」自信が姉の密かな計画の「餌」であった(「ナイロンの罠」)。ほか、倒錯と禁断の傑作エロス6編を収録。
著者等紹介
館淳一[タテジュンイチ]
1943年、北海道生まれ。日本芸術学部放送学科卒業。芸能記者、別荘管理人、フリー編集者を経て、1975年「別冊SMファン」にハードバイオレンス小説「凶獣は闇を撃つ」を発表しデビュー。爽快感のあるスピーディな文体、現実味のあるストーリーの組み立ては、従来のSM小説のイメージを打破し、後継者に多くの影響を与えた。日本推理作家協会、日本文芸家クラブ会員。著作は130冊を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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