時に海を見よ―これからの日本を生きる君に贈る

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  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784575303247
  • NDC分類 159.7
  • Cコード C0095

内容説明

卒業生へのメッセージが「感動的すぎる」とツイッターで全国に広まった話題の校長先生が新たに書き下ろす3.11後を生きるための言葉。

目次

三月のメッセージ
これからの日本を生きる君へ(いま贈る言葉;孤独を見つめよ;言葉を信じよ;夢を抱け;紳士たれ;優しさをもて;大学に進む者へ ほか)
遅刻を叱れない教師として

著者等紹介

渡辺憲司[ワタナベケンジ]
1944年北海道函館市生まれ。立教大学大学院博士課程修了。横浜市立横浜商業高等学校定時制教諭、私立武蔵中学校高等学校教諭、梅光女学院大学短期大学部・文学部助教授、立教大学文学部教授等を経て、2010年8月より立教新座中学校高等学校校長。2011年3月、立教新座高校の卒業式が中止となったため、卒業生へのメッセージを学校のホームページに公開したところ、ツイッター等インターネットを通して大きな反響を呼び、全国に広まった。専門は日本近世文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

シュエパイ

8
あぁ、私もネットで読んだなぁ。『今日、海をみてきたよ』と、言える時間を得るために、大学をめざせ、と。あの、津波のあとに、あえてはっせられたメッセージ、なんとなく私にも判る気がする。 祈りを、待ち続けることと考えるのは、私たちの傲慢だった。祈りは、行動に移さねば、と。そんな彼の言葉がすき。2011/07/31

かりんとー

5
立教新座高校の校長渡辺先生が卒業生に送ったメッセージ。震災の年、卒業式で読むはずだったもの。 ★「時に海を見よ」自分の時間が持てるのは大学時代だけだ。あとは誰かに管理された時間を生きるだけ。 ★「孤独をみつめよ」常に人と群れている必要はない。孤独を見つめることは孤独に追いやられることではない。 ★「言葉を信じよ」自分が生まれ育った土地の言葉を安易に捨ててはならない。 ★「紳士たれ」自分の心への誠実さを持て。 2019/03/10

ふぇるけん

5
震災によって卒業式が中止になった高校の校長先生が生徒に向けて書き綴ったメッセージ。シンプルだが心に響くメッセージだった。孤独と向き合え、迷いながらゆっくり進め、といった一つ一つの言葉に温かさが感じられた。震災を経験して人の命の大切さ、儚さを知った若者たちがこのメッセージを真摯に受け止めて成長していって欲しいと願う。2012/09/22

せん

3
授業サボって海に行ってしまったので。 ここに直接的な答えは書いてないけど、自分の矜持を見つけるヒントは詰まっている気がします。学生時代に出会えてよかった。2020/11/04

セシリア

3
「時に海を見よ」は、そもそも、著者が高校を巣立つ若者へ向けた言葉だが、実は若者のみならず、大学生、社会人、はたまた引退生活を送る人、高齢者……すべての人に贈られる言葉だ。慌ただしい生活、あるいはマンネリ化した毎日の中で、ふと立ち止まって自分と向き合う、逃げずに孤独と対峙する、そこから見えてくるものを大切にしたい。シャワーのごとく降り注ぐ情報からも、氾濫する物質からも、金銭からも、仕事からも暫し離れて、素の自分自身を掘り下げて見つめ、その自分をもってどこに向かうのかを考える時間や空間をもてることは素敵だ。2018/01/10

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