内容説明
セナの走りに、心に、生き方に最も共感したのは、私たち日本人だった。迫真のルポルタージュ。
目次
プロローグ 1994年5月1日イモラサーキット
事故を巡る日本での騒動
優しく見守ってあげられるのは僕だけだった
輝ける雌伏の頃
新人離れした実力とスタイルの変化
走ることの意味と精神性
ホンダとの黄金時代
スポーツマンシップとフェアプレイ精神
ジャガ芋に秘められた約束
レーシングドライバーにとっての生と死
さようならの儀式
招き入れられた遺体安置室
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ふーぱぱ
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セナが亡くなった後にヨーロッパでは追悼ムードを切り替え終えてもなぜ日本は長い期間にわたり続いていたのか、日本人にとってセナ特別なドライバーなのはどういう理由なのか。全体的に少し距離をとって冷静に語っているのが他とは違っていた。この本を読むきっかけは、この本に登場する雑誌numberの尾張記者のセナ特集(コロナで開催中止が続く2020年5月時点でセナの死後26年の変化)をみたからだが、この記者は日本で唯一遺体と対面しており、描写内容は貴重だった。他のF1と関係ない日本人とのエピソードも新鮮でよかった。2020/08/03




