出版社内容情報
座禅を奨励する禅宗系、陀羅尼という呪文を唱える密教系、南無阿弥陀仏と念仏を唱える浄土系、南無妙法蓮華経とお経のタイトルを唱える日蓮系……。日本仏教はどうしてこんなに種類が多いのか。その謎をわかりやすく解明していく1冊。――最初の寺はどこにあったか/聖徳太子とは何ものか/法隆寺はなぜ建立されたか/奈良の大仏はなぜ作られたか/最澄と空海はどちらが偉大か/悪人の方が救われるのはなぜか/なぜ日蓮宗は恐れられたのか/輪廻転生は本当にあるのか/なぜ宗派があるのか/新興宗教とは何か――など。
内容説明
仏教伝来から平成の新仏教まで芥川賞作家・三田誠広が日本仏教52の謎を解き明かす!
目次
第1章 仏教伝来の謎―最古の出家者はなぜ尼だったのか
第2章 仏教興隆の謎―釈迦はなぜ教祖となったのか
第3章 教典の謎―大乗仏教とは何か
第4章 呪術の謎―奈良の大仏はなぜ作られたか
第5章 密教の謎―最澄と空海はどちらが偉大か
第6章 鎌倉仏教の謎―末法思想とは何か
第7章 仏の謎―一切は幻影なのか
著者等紹介
三田誠広[ミタマサヒロ]
1948年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部卒。1977年『僕って何』で芥川賞受賞。早稲田大学文学部客員教授を経て、武蔵野大学文学部教授。日本文芸家協会副理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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