双葉新書
実は大したことない大リーグ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784575154528
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0295

内容説明

トップ選手が次から次へと大リーグを目指し、「ベースボールは野球より上」と思い込んでいる日本人はいっぱいいる。しかし果たして本当にそうなのか?イチローの活躍が証明しているように、緻密な部分ではプロ野球の方が優れていることはすでによく知られているが、実はそれだけではない「大したことないぞメジャーリーグ」の現実を、日米の野球事情をよく知る著者が、明快かつ気風のいい文章で一刀両断に斬り捨てる。

目次

第1章 日本人投手が通用して、日本人内野手が通用しないMLB―大リーグの選手たちとの間で埋めることのできない力とは何か
第2章 生存競争の激しいMLBの育成システム―日本の野球レベルを向上させる秘策とは
第3章 莫大な放映権料に支えられているMLB―「国民的娯楽」から「巨大ビジネス」に成長した背景
第4章 間違ったウエイトトレーニングの知識が野球をヘタにする―筋力自慢はアテにならない
第5章 中4日登板VS甲子園での連投 どちらが過酷か―田中将大と安楽智大が壊れた理由
第6章 アメリカの言うことがすべて正しいわけではない―日本は今こそ長所と短所を見極めるべき

著者等紹介

江本孟紀[エモトタケノリ]
1947年、高知県生まれ。高知商、法政大を経て熊谷組に入社。71年に東映フライヤーズに入団。その後南海ホークス、阪神タイガースでピッチャーとして活躍し81年に引退。通算成績は113勝126敗19S。引退後プロ野球解説者として活躍し、92年から2004年まで参議院議員、2001年には参議院初代内閣委員長を務める。現在はサンケイスポーツ、フジテレビ、ニッポン放送の解説者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kaz

11
結局、野球とベースボールは似て非なるものってことかな。どちらも一長一短。好き嫌いとか国民性の範疇のような気がする。それだけに、メジャー指向が過ぎる現状は、いかがなものかな、とは思う。2018/06/11

シロー

9
小五の頃『プロ野球を十倍楽しく観る方法』で野球観戦の楽しさに目覚めたので広岡・張本と並んで「球界三大老害」に挙がりかねない現状は(私が勝手に思っているだけかもしれないが…)心苦しい。古希とは思えぬ風貌と甲高い声で、あの皮肉っぽい口調で本書のタイトルを述べて総スカンを喰らう様が目に浮かぶようだが、その内容はむしろNPBの問題点に言及した上で米国流が絶対ではないと論じている。しかし米国との年俸格差だけは如何ともし難いし、渡米前のダルの会見とか見るとメジャーに挑戦したい気持ちも理解できるし難しい問題ですね。2017/01/08

尿酸値高杉晋作

5
さすがエモやん!! 自分もMLB as No. 1という風潮には疑問ばかりです。 金銭面などはもう勝負にならないが、NPBはMLBの二軍じゃない!2019/01/20

王天上

5
題名がアレだけど、別に大リーグの悪口を言ってる本ではない。日米の野球のテレビや雑誌では語られない正直な話が読めて面白かった。2017/08/31

mintia

4
日本もメジャーも問題が山積していることが分かった。メジャーが上という思い込みが無くなった。2016/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8328982
  • ご注意事項